業界トップと言われる
摩擦材作りに
技術者として貢献したい。

部品技術部

駆動G

早川 麻耶

2012年入社 工学系研究科 素材開発化学専攻修了

入社動機と現在の仕事の内容

お客様に喜んでもらえる
新しい摩擦材を開発中。

安定している自動車業界で働きたいということと、大学院で学んだ化学の知識を活かせそうな会社ということで、アイシン化工を選びました。

今は、オートマチックトランスミッション(AT)に使われるロックアップ摩擦材の設計・開発から量産に至る一連の仕事を担当しています。ロックアップ摩擦材は、エンジンの動力を効率良くトランスミッション側に伝えるために必要な部品で、AT車の燃費に大きく関わる重要な部品です。私が取り組んでいるのは、現在の量産品をより良い性能にして、なおかつコストダウンを図ること。材料の仕入れ先メーカーさんとも相談しながら、摩擦材に含まれる配合剤を変えて、試作・試験・評価を繰り返しています。既に、20種類以上の試作・評価を行っていますが、摩擦性能が良くなっても強度や耐熱性が問題になるなど、一筋縄ではいきません。動力の伝わり具合や耐熱性など、様々な要求を満たす製品に仕上げていくのは、大変です。
製品の不具合が事故の原因となり、人命に関わることもあり得ます。だからこそ、絶対の信頼性が必要とされる自動車部品の開発は難しいと日々感じています。

私のチャレンジ

新しい製品を一から開発したい!

現在主に取り組んでいる仕事は、私が入社した時に先輩から引き継いだ、開発テーマです。月1回行っている開発報告では厳しい言葉をいただくこともあり、改めて課題や自分の進め方の問題点に気付かされます。こうした上司や周りの人たちにアドバイスをいただきながら、年内にはお客様に採用を決めていただく事を目標に、量産に展開していくための評価に入っています。自分が初めて開発に携わったものが製品化されて行くことに、やりがいを感じています。

この経験を活かして、次世代の摩擦材の開発には企画段階から参画して、業界トップと言われる摩擦材作りに技術者として貢献することが私の目標です。具体的には、摩擦材のトルク容量に関わるμs特性と、ドライブフィーリングに関わるμ-v特性という相反する特性を満足する製品の企画開発です。両立させるのは非常に難しいとは思いますが、少しでも実現できるように頑張ります。

入社して感じた
アイシン化工の良さと将来の夢

人間関係が良く、
給与やワークバランスの良さにも
満足しています。

内定式の時に社内見学を行い、初めて見た事務所に衝撃を受けました。一つの大きなフロア内に間接部門の全部署が集まり、役員も一緒に仕事をしている光景は、他の会社ではあまり見られないと思います。最初は近くに役員がいて視線が気になり、仕事がやりづらいのではと思いましたが、実際にはすぐに相談ができるため、スピード感を持って仕事ができます。自分の意見を言いやすいオープンな人間関係も当社の大きな魅力の一つだと思います。プライベートでも他の部署の人たちと食事や飲みに行く機会も多く、人間関係はすごくいいと思います。
また、現在部品技術部では私を含めて5名の女性が開発業務に携わっています。「女性だから」という気持ちは、私にも周囲にもなく、アイシン化工の一人の技術者として活躍の場が与えられていると感じています。

他にも、金曜日はノー残業デーですし、フレックスを上手に活用することによって、自分の時間も十分つくることができています。
給料面でも満足しているので、昨年は海外旅行に3回行くことができました。これからもこの環境を活用し、仕事もプライベートも充実させていきたいと思っています。