海外向け製品の開発及び、
技術供与先対応を
行なっています。

化成品技術部

機能材G

小島 淳

2012年入社 物性工学専攻

入社動機と現在の仕事の内容

安定性を考えて、
アイシン化工を選びました。

私が就職活動をしていた時は、リーマンショックや東日本大震災の影響で、多くの企業の売上高が大幅にダウンしたり、赤字になっていました。そんな中でも売上高を大きく落とさず、黒字を維持していた当社の安定性に魅力を感じて入社を決めました。また、自動車部品という今後も需要が無くならない製品を取り扱っている点も大きなポイントでした。もちろん、大学で学んだことを活かせることも選択理由の一つ。化学の基礎や考え方は、現在の仕事でも活かせています。

現在は、海外向け製品の開発と、技術供与先対応の2つの業務を担当しています。海外向け製品の開発では、石跳ねに対する防錆、防音などの目的で自動車のホイルハウスの内側などに塗装されるアンダーコートの開発を行っています。焼付け硬化により性能を確保する従来品に対し、常温乾燥での硬化を可能にすることで、様々なライン条件に対応できるようにすること、エネルギーコストを抑え、CO2の排出を低減することが目的です。

技術供与先対応は東南アジアを担当し、当社が技術供与を行っている企業に対して、当社が決めた配合組成で品質の高い製品を作ってもらえるように指導をしています。

私のチャレンジ

東南アジアで新規立ち上げを実施!

2014年末、東南アジアの自動車メーカーに対するボデーシーラーの新規立ち上げを担当。材料の投入からパイロットトライ、初期流動確認を実施し、問題なく立ち上がったのを確認して帰国しました。新しい自動車の生産ラインが完成して、自動車が出来上がっていく光景を見ると感動します。帰国後は技術供与先を通じてのラインフォローも行います。流動初期は問題が起こることも多く、アフターフォローも重要です。必要に応じて、現地に出向くこともあります。

海外で一番困るのは、日本語が通じないこと。私の英語力は中学生レベルですが、それでもカタコトの英語と、ボディランゲージを駆使して、気持ちで伝えるように心掛けました。受験用の英語と、現地でコミュニケーションを取るための英語はまったく別もの。自分の考えを伝えようと本気になれば、伝わるものです。

 

入社して感じた
アイシン化工の良さと将来の夢

仕事環境も福利厚生も
アイシングループだから充実。

アイシングループの一員であることが、仕事面でもプライベート面でも大きなプラスになっていると思います。グローバルな環境で大きな仕事ができますし、給料や福利厚生が充実しているので、安心して働けます。福利厚生では、本人の希望で内容を選べるカフェテリアプランがある点がいいと思います。人によって利用したい福利厚生が違いますが、カフェテリアプランなら自分たちが望む制度を選んで使うことができます。

将来、当社の柱となるような高品質、低コストの製品を開発することが私の夢です。そのためには、限られた専門知識や視点だけではなく、複数の分野に関心を持ち、技術者としての幅を広げていくことが必要であると考えます。担当製品の材料組成だけではなく、他製品やその工法、顧客ニーズにも常にアンテナを張り、当社にとってなくてはならない人材へと成長していきたいです。